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 SMAP・香取慎吾(32)の主演ミュージカル「TALK LIKE SINGING」(作、演出・三谷幸喜)のプレビュー公演が12日(日本時間13日)、ニューヨークの「NYU スカーボール・センター」で行われた。日本語と英語の“チャンポン”のセリフと歌に、760人の観客から笑い声が起こる上々の滑り出し。13~22日まで同所で公演が行われ、来年1月には東京・赤坂ACTシアターで“凱旋公演”が予定されている。

 拍手が鳴りやまない。スタンディングオベーションが続く。ミュージカルの本場・ニューヨークに、日本からの“逆輸入”で世界初演を果たしたミュージカル「TALK LIKE SINGING」が上々の滑り出しを見せた。

 この日、オフ・ブロードウェーでニューヨーク大学が所有する「スカーボール・センター」で行われたプレビュー公演。香取演じるターロウは、踊ったり歌に乗せないと言葉を発することができない不思議な青年。つらいことでも踊りながら話してしまう。川平慈英(47)演じる精神医学者ダイソン博士と、堀内敬子(38)演じる心理言語学者のニモイ博士が治療に乗り出すが、原因がつかめない。ダイソン博士はターロウの頭の中に音楽バンドがいるためだとして、頭の中に入って、バンドを暗殺しようとする。

 香取が振り付きで発する日本語でも観客が沸き、米国50州を音楽に乗せて歌う「50State」でも笑いが起こる。全28曲のミュージカルナンバーに乗せて、日本語と英語が交ざる展開にも、観客は取り残されることなく、ついていった。香取は「想定外なほど、盛り上がってくれてびっくり。素直にうれしい」と笑顔で語った。

 三谷氏と香取がNHK大河ドラマ「新選組!」でともに仕事をした04年から温めていた企画がついに実現。「香取が緊張する姿を見たい」と話していた三谷氏だが、香取は「ボクは日本でもミュージカルをやっていないので、(NYでやる)怖さが分からない。少しは緊張したけれど、三谷さんがさらに悔しがっているんじゃないかな」と涼しい顔だ。

 三谷氏も「反応はやってみないと分からなかったが、いい反応でした。笑いが混在してちりばめられていてよかったです」と観客の反応に胸をなで下ろしていた。

 ◆ブラック・アイド・ピーズ「サムライ来た」 〇…終演後に香取と親交があるヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のメンバー4人が激励に訪れた。SMAPのアルバムに楽曲提供している縁もあり、ファーギーは「日本から一人で勇気を出してやってくるのはすごい」とたたえた。香取は「日本から一人のサムライがやってきたみたい。こうして迎えてくれる仲間がいると心強いです」。SMAPのメンバーはソフトバンクのCM撮影で近日中に当地入り、舞台も観劇予定で香取にとっては心強いばかりだ。

スポーツ報知

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